−−小学校時代の入院体験でラジオに目覚め、中・高校生時代にDJをめざした?
谷口 いーえ。高校時代も普通の子。
−−楽しかったですか? 高校時代は
谷口 県立西宮高校。家から歩いて行けるのに、わざわざ阪急電車に乗って、仁川から甲東園まで1駅だけ電車通学してました。
−−出会いを求めて?
谷口 そうそう。
−−ありました? 出会い
谷口 なかった(笑)。
−−どんな毎日でしたか
谷口 部活とアルバイトの日々でしたね。背が高かったからバスケット部。でも近隣にめちゃくちゃ強い学校が複数あって、みんな“勝つの無理やで”って、早々と白旗あげて。ま、楽しくやってました。初めてのアルバイトも高校時代でしたね。
−−どんなバイトを
谷口 近所のイズミヤの食料品売り場で。でも販売員じゃなくて、売り場のお手伝いって感じでした。買った商品を袋に入れるのに手間取っているお年寄りを助けたり、近くをふき掃除したり。今思えば、私、何で採用されたんやろ? と不思議です。明るくて人当たりが良かったからかなあ。まあ暗い人といわれたことはないですね。
−−お約束の質問。恋愛話は?
谷口 高2のとき、ひとつ上の先輩と初めてちゃんとお付き合いしましたよ。私がとある競技大会で卓球の審判をやることになったんですよ。小学生時代に、卓球部やったからという理由で。そしたら私の審判姿にキュンときたって…。卒業の間際まで付き合ったけど、結局、お別れしたなあ…。あと、思い出としては、文化祭でのバンド演奏かな。私は楽器じゃなくて歌を歌いました。
−−音楽、好きだったんですね
谷口 大好きでしたね。特に洋楽。小2くらいから聞いてましたよ。初めて買ったレコードはそのころ。クイーンの「ボヘミアン・ラプソディ」。近所の人が聞いてて好きになって、友だちのお兄ちゃんに付き添ってもらってレコード屋さんに買いに行ったのを覚えてます。ベイ・シティ・ローラーズやサンタナも好きやったですね。でもレコードは高価なので、しょっちゅう買えるわけもなく、お年玉でまとめ買いしてました。
−−他に趣味は
谷口 オルガン弾いたり自分で曲を作ったり、それを歌ったり。詩も書きましたね。
−−ポエマーですか
谷口 そうそう(笑)。ポエマー。
−−そのころから、ラジオでDJをやりたいと思い始めたのですか
谷口 全然。実は私、当時は同志社大学に進学して新聞記者になろうと思ってたんですよ。でも同志社の法学部落ちて、京都産業大学の法学部に。父親も京産ならええよと。
−−よくテレビやラジオで『お父さんがすごく怖い』とおっしゃってますよね
谷口 そう。めっちゃ怖い。昔は絶対父親より早く起きて、父の出勤を必ず見送って…。烈火の如く怒るし、手も出る。その父が何かの大学ランキングで京産が確か99位やったのを見て「100位以内やからええ。それ以下の大学やったら最初から行く必要なしや」って。そうそう。口癖は「働かざるもの食うべからず」。だから今、リタイアして家にずーっと居る自分の状況が許せなくて悶々(もんもん)としていて、いつも機嫌悪いんです(笑)。(聞き手 岡田敏一)
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